2024.4.18 share

Q1審査を通して得た気づき

メディア部門の審査を通じて印象だったことは、審査に関わる全員が「ビジネス」に真摯だったということです。

ソーシャルグッドのようなコミュニケーションを安易に評価するのではなく、ブランドが持つ「文脈」をどのように届けるのか?どれぐらいの生活者がポジティブにレスポンスしたのか?そこにメディアはどのように介在したのか?というアイデアのクライテリアを明確化しながら、議論できたのがとても幸せでした。

日本でのリアルな仕事でも生活者とブランドをブリッジするための「文脈」アイデアを開発している私にとって、アジアという新しい枠組みでの同志に出会った気がしました。
また欧米のような”アワード向けコミュニケーション作品”への参加機会が少ない日本のエージェンシーにとって、ビジネスとしてのリアルを求めるメディア部門へのエントリーは、チャンスが多いのではないか?と感じました。

Q2審査の中で印象に残った施策作品名とその印象について。



①Newspaper for “Lettuce Preservation”

グランプリとゴールドを受賞したプロジェクトは今回のメディア部門の審査基準が明確だったことを示すものだと思います。
特にこれは「新聞」メディアを起点にどれだけOMO化に成功したのか?という点について議論を重ねました



②Vi Human Network Testing Network

最後までグランプリを競ったプロジェクトです。こちらはインド・ムンバイのローカルな文脈に沿ったものだったのですが、一方の「レタス保存新聞」が他地域でも通用する文脈だった点が決定ポイントになりました。



③FitChix

こちらはあらゆる部門で賞を獲得したプロジェクトだと思いますが、メディア部門では「チキン」のプロジェクトが多く、あまりにもチキンについて話した結果、UBER EATSでマックナゲットをオーダーして盛り上がりました。