
Q1審査を通して得た気づき
PR部門の審査員メンバーは、PR会社の人間でも現場のプランニング担当、ビジネス担当、クリエイティブ担当など多岐にわたるだけでなく、クライアントサイドの担当者もいて議論の際も多角的な視点での意見交換が行われ学びが多かったです。特にPR部門の審査員として様々なキャンペーンにおいて、パブリックリレーションズの視点が抜けていないかに注力して審査が行われました。また、雑談でもPR会社におけるクリエイティブメンバーの重要性も意見交換が交わされたので、改めてPR視点でのプランニングの重要性を知る機会になりました。
Q2審査の中で印象に残った施策作品名とその印象について。
①36 Months
審査員の中で一番注目が高かった作品です。
16歳以下にソーシャルメディアへのアクセスを制限するという法案の提出をニュースで聞いたときに、「絶対無理だわ」と思っていたのですが可決されて驚きました。
このキャンペーンの詳細を知ったときに「なるほど」と思わされました。社会を動かすまさに「パブリックリレーションズ」という事例でした。
②Scoliosis #StripesFitCheck
ストライプのシャツをきて脊柱側弯症の早期発見をしようというキャンペーン。年齢を重ねると太く見えるなどストライプのシャツは敬遠しがちなのですが、着用によって病気の早期発見につながるという視点が興味深かったです。
③Re-righting History
AIを用いたキャンペーン出品は多かったのですが、その中でも歴史的に注目が集まっていなかった人達に対して、新しい技術によってその人たちの過去の活躍が広く知られるというものでした。パラリンピック開催にからめた航空会社のキャンペーンでしたが、あまり知られていないパラリンピックと香港のつながりを多くの人が知ることができました。 香港に留学していたので、香港社会を感じられる作品として印象に残りました。