2020.7.20 share
カテゴリーについているメモに関しては、クリエイティブ・ディレクター石井うさぎさん、弊社内の有志の協力によって作成いたしました。ご視聴の際に参考になれば幸いです。
Day 3に関しては「Activism day」とテーマ付けされており、様々なアクションについて取り上げられています。

リンク先は外部サイトに移動します。

①Day 1

I&CO Presents Pivot: How Growth Can Happen in the New Normal
Talent: Rei Inamoto
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:15分

「ニューノーマルの中でどう成長するか」
クリエイティビティこそがビジネスを前進させる。
レストランNARISAWA 成澤シェフのコロナ禍での活動やクリエイティビティに重ねて話されている。
成長のために必須4箇条
(1) From Organizational Scale to Functional Speed
例えば:Functional Speed(機能的迅速さ)で絞った2種類のお弁当を用意。
(2) From USP(Unique selling point) to POV(point of view=視点)が大事。
成澤シェフのお弁当も150ドル(レストランの料理は400ドル~)と高価格で提供。有機の土でつくったスープな度で知られる、彼らしさを大事に弁当も用意。
(3) From Case study to Business Case
ケーススタディよりもビジネスケースを作る必要がある。ビジネスに直結する視点をみんなこの危機下で持ったはず。
(4) From Ideal Future to Practical Future (理想的な未来より実質的な未来を見つめる事)
いつかこの危機がなくなったら、等と考えている時間はない。成澤シェフも長期保存可能な神戸牛を使ったカレーパウチをつくった。

② Day 2

Dentsumcgarrybowen Presents Creativity is My Business
Talent: Merlee Jayme
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:15分

Dentsumcgarrybowenによる「Creativity is My Business」誰もクリエイティブの人間ならピーターパン症候群にかかっているはず。いけてる、こうあるべきで進みがち。でもだんだん左脳が右脳に入ってきて、ビジネスも考えるようになってきた。
クリエイティビティはビジネスを伸ばす。生活者をみて、すぐに直感を活かしながら徹底的に。広告主とのロイヤリティや信頼はビジネスに寄与するクリエイティブがあってこそ。
大事なのは、
(1)Love a client 得意先に愛を、(2)数字をきちんと見つめること(PL=損益計算書をわかっているかどうかは大きな違い) (3)結果が出るクリエイティブアイデアを生み出すこと。
2008年の不況時も広告予算が十数%減った。広告ビジネスのあり方も変わった。
2009年のカンヌ受賞作を見るとオバマ大統領のキャンペーンやBest Jobs in the World

といったキャンペーンが受賞していた。きっちりと結果が出ていることが「明確」なものだった。
New Normal=新たな生活様式的なことが言われているが、面倒だと思わずに、得意先の立場に自らをおきながら、ビジネスを理解し、チャンスを逃さないこと。
そして今の時代は誰でもコンテンツを生み出すことができる。だから人がZigしているなら、Zagしよう=ジグザグという言葉から人が動いている反対の方向へ進もう。コカコーラがやったように。

そしてデビッドボウイのように「今の自分の立ち位置よりももう一歩先へ進もう」
911の時、QRコードが拡散した。危機の時には何かが動く。
「パンデミック後の自由」とはどういうものか?ビジネスプランを書き直すなら?テクノロジーのおかげでどう変わるのか?考えてみよう。ビジネスのど真ん中にこういった視点の新たなクリエイティブをおこう。

③ Day 3 (Activism Day)

Unity Presents Immersive Media and Storytelling’s Renaissance
Talent: Tony Parisi
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:10分

これからの5年で没入型ARやVRをきちんと取り込むことができたブランドはトップ25%ブランドとして稼ぐことになるだろう。
これからの半年はコンサートには行きたくない、といいう人も多い。本やゲームなどAR技術を駆使したコンテンツをスマホで楽しむなど、コンテンツの新しい楽しみ方がどんどん提案されている。例えば、Unity社の技術エンジンを使ったケースでは、豪州に送られた囚人が、自分たちが犯した19の罪を語る。ワインボトルにスマホをかざすとARでラベルの人が話始める。

要点:
(1)トップ25%の企業やブランドのビジネスはARやVRで伸びる。
(2)デジタルブランドがフィジカルな店舗をオープンしているが、それらはショールーム化していく。
(3)イベントに参加する50%の人々は今後オンラインで参加するようになるだろう。

④ Day 4

Dazed Media Presents the MONOMASS Era: Dazed Media Explores Influences Driving Youth Culture
Talent: Izzy Farmiloe, Priya Matadeen, Fred Paginton, Ahmad Swaid
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:15分

「MonoMassの時代」とし若手を捉えようとするセッション。60%前後の若者は自分のアイデンティティーを「スタイル」を通じて伝えようと考えている。
「MonoMass」とはhyper-individualismとmass trends、つまり個人とマスの両方を取り入れることを指す。
George Floydが警察に首を抑えられて死亡した後アメリカではデモが各地で繰り広げられた。その後8カ国に広がる。GenZの87%は政治が自分にとって重要だと語る。
「分析し、行動に変換し、支援活動化すること」が今重要な要素になっている。
SNSなどで受ける影響力に変化が生まれている。もっとエモーショナルに繋がる必要がある。単にフォロワーの多い有名な人だから影響を受ける時代から変わってきている。58%程の人がインスタやWeiboの影響を受けると言っている一方で、67%が本から影響を受けると答えている。ある意味、Post-Viral world(バイラル後の世界)に住んでいる。「一発屋ではなく、フルアルバムの方がいいと思わないか?」と呼びかけている。

⑤ Day 4

Vivendi Presents Entertainment in a New World
Talent: Maria Garrido
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:10分

今回の危機で40%の人がなんらかの形でロックダウンを経験した。その間70%の人がエンタメが必須だと答えている。18%の人が始めて家族や近しい人と今回オンラインでつながったと言っている。20%が始めて有料オンラインコンテンツを利用した。逆にデジタル・ネイティブと言えるGen Z層は外に出て、フィジカルなエンタメ体験がしたいと答えている。

⑥ Day 5

Accenture Interactive Brazil Presents Heart-beating Brand Experiences
Talent: Eco Moliterno
Category: Future Gazers, sponsored by Unity
時間:15分
「Heart-beating Brand Experiences」(心が動くブランド・エクスペリエンス)
心臓の音は、生まれる前から誰もが聞いていた音。「生命の音」だ。もう一つの心臓の音が(消えることで)伝えるのは「死」。心音はユニバーサルランゲージといえる。

パーソナリゼーション=指紋+デジタル+認知学
ウエアラブル端末(バングル型)で身体の状況を把握するだけではなく、車のトランクが開けられたり、搭乗券の代わりになったりと様々なことができる。
心拍数を利用したセキュリティー・サービスも開発されている。
(運転中の人に心臓疾病が急に起きたら、このセキュリティ・サービスを搭載したトラックが制御されるということ)
五感と脳と心臓が一緒になって人間は様々なことを理解する。
心臓の鼓動で音楽をコントロールするスマホを使った音楽開発。
心拍の変化によって音楽やアニメーションがソフトなものになったりと変化する。

心臓が教えてくれる、そのコンテンツやサービスが好きか嫌いか = 将来的にopinionじゃなくて、心音で評価をくだすようになるだろう。