Day 4 : The best career advice you’ll ever receive(レジェンドによる最高のキャリアアドバイス)

13:01 – 13:25 (GMT) 24min Dentsu’s Jean Lin – Embracing Your Authentic Self

Talent: Jean Lin – dentsu international
Category: What I’ve Learnt

DentsuのJean Linさんが登場。
“Embracing Your Authentic Self”(本物の自分を受入れ、大事に)
台湾出身。どう育ってきたか、仕事をしてきたかについて語ります。
父がとてもデータ好きで数学が得意だった。ピアノを小さい時に学ぶと数学が得意になると言って習っていた。楽譜を読む、メロディーをみるといいことは音符を読むというより、音符の間の距離を見ていた感じ。
ある意味データをhumanize(人感を持たせる)していたといえる。

影響を受けた人について:
最初はOgilvy社でコピーライターと営業のどちらになるか?と聞かれて、営業からスタート。当時は広告なんて、というイメージだった。書くより、書く人を守る人になろうと思った。その時の上司がある環境を作ってくれた。多様性こそがイノベーションを生み出す、と感じられる環境だった。

もう一人の自分にとってのリーダーはドン・ショルツ氏。アメリカに留学した時に文化の違いで悩んでいた時も「自分らしさを大事に。自分のコアを大事に。誰も気にしていないから」声をかけてくれて落ち着いた。

違い文化を持った人には明解な話し方をするべきだということも学んだ。
仕事を始めたばかりの人に伝えたいのは、ゼロから学ぶこと。どんなことからも学べるから

ある時に自分の考えを世の中に出して、試してみたいと思った。インターネットが伸びてきて、コカコーラとHSBC(銀行)の仕事を受け、自分で会社を始めた。途中で社員の給与を払えなくなり、家を抵当に入れた。すぐにパートナーを探したが、人生で最良の決断だったと今でも思う。

精神力。精神力で全てが変わる。あと自分には優しくね。色々なエモーションが心に湧き上がるはず。怒りややる気や様々な感情。批判しないこと。傷つきやすさを受け入れること。
中国に支社を出そうとした時にパートナー企業と話した。Isobar社の傘下に入り、そしてそこが電通グループ傘下に入った。ビジョンを共有する人たちと一緒に働くことはいいこと。

若い人へのアドバイス
まず知らないことをどう受け入れ、何をするかを考えること。
次に、理想的な現実主義者であるべき。理想と現実の両方を持つこと。
そして勇気を持って、自分と違う人と仕事をすること。多様性からイノベーションが生まれるから。
さらに、仕事と私生活のコネクションが必要。家族からの支援など。そして本当の自分であること、それが一番大事。

13:25 – 13:40 (GMT) 15min Workshop & Q&A with Dentsu’s Jean Lin

Talent: Jean Lin – dentsu international

視聴者からリアルタイムで質問を受け付けて、答えていくセッションです。

2021年にクリエーターが成功するためには、「人・人間性を理解する」ということ。
世界中の誰よりも理解すること。普遍的に重要。AIは取って変わることはできません。

私たちはコンセプトやストーリー、ビジョンやディレクションを「つくる」人種。
人と触れ合い、話すことでたくさんのインスピレーションをもらうことができます。
コロナ禍でも人はお互い話をシェアしようとする。何があってもつながろうとする。

クリエイティビティはカルチャーから生み出される。アジアはカルチャーの違いが特徴。
だから生まれるインサイトも幅広い。一つひとつのインサイトに独自性もある。「汎用」という視点がないから面白い。
カルチャーの観察者になり、アイデアのエンジニアとして自分を位置付け、意味のあるアウトプットを作っていく。クリエーターは世界をもっといい場所にすることができる。

毎朝、起きると鏡をみて、「自分はまだ世界を全然知らない」と言うようにしている。なぜなら毎日必ず新しい発見があるから。バーチャルな世界と現実の世界の間にあるキャンバス(例えばtiktok)が今は増えているから。

最近はサステナビリティ系のプラットフォームに興味を持っている。
人を雇う時に見るのは、自分と違う人でも、周りの人に思いやりの気持ちがもてる人かどうか。長くクリエイティブ業界で活躍している人は、他の人の気持ちがわかり、インスパイアできる。

13:40 – 14:05 (GMT) 25min Grey London’s Laura Bambach – Comfortable Being Uncomfortable

Talent: Laura Jordan Bambach – Grey London
Category: What I’ve Learnt

次はGrey Londonの Laura Bambach – Comfortable Being Uncomfortable(心地悪さを心地よいと思うこと)

コロナの最中に今の会社に転職しました。豪州のキャンベラ出身、本当に田舎出身です。
自由で、想像力を働かせる日々でした。世界を創りあげました。兄弟と一緒にいたくてボーイスカウトに入ろうとしたり、ダメだったけれど…。でも少年サッカーチームに入りましたし、音楽も聞きまくりました。車がカセットテープだらけになりました。

父は現実的な道を、と言いましたが、美大を目指すことにしました。いわれたこととは、逆をいきたいので。先生によく怒られていましたね。使うべき色を使わなかったりして、カラリストと皮肉で呼ばれたり。
写真をメインに創作していました。出力を彫刻に作り替えて行ったりもしました。
フェミニストとしてのアウトプットも作ってきました。
いつも誰にでもなれると思っていた。政治家、発明家・・・でも今やっていることは自分にぴったりだと思っています。世界に大きな影響を与えることができるから。

Geekgirlというメディアがあります。これは、女性のためにテクノロジーをちゃんと伝える媒体で、当時、他にはなかった媒体です。
表紙に載ってくれないか、という問い合わせがきたところからデザインに携わるようになりました。そのうちジョイスティックと言う意味深な名前の会社を自身で立ち上げました。
ちなみに雑誌のデザインをフォトショップでやろうとしました。これは、まだ知識がなかったからね。
ある日、プロデューサーにならないかと言われました。人によってはuncomfortable(心地悪い、不快)に思うかもしれないけれど、私は大丈夫でした。
そこからクリエイティブの仕事をオファーされて今ここにいます。デジタルで色々試してみました。まだ社員が25人のIsobarで働いたけど、やめる時には350人ぐらいになったかな。そこでは、初めてのインタラクティブなクリエイティブをMINIのキャンペーンでやったりもしましたね。

Uncomfortable(心地悪さ、不快)は大好き。そこからワクワクが生まれる。クリエイティビティは人間に与えられた最も素晴らしい力です。
違う仕事の仕方を生み出し、楽しくいくこと。一番いい仕事をしている時にはそれができている。

最後に5つのメッセージ。
1. 人生は短いんだから嫌な奴にはならないで。
2. インポスター症候群が取り沙汰されているけれど、今ここにいるのだから自信を持って。
3. 助けが必要な時には周りにそう言うこと。
4. 時間管理を。無理しないでね。
5. Uncomfortableな(心地悪い)挑戦にはYes!と答えること。

14:05 – 14:20 (GMT) 15min Workshop & Q&A with Grey London’s Laura Bambach

Talent: Laura Jordan Bambach – Grey London
Category: LIONS Live Q&As, sponsored by WeTransfer

セッション中に、視聴者「心地悪い状況を心地よいと思うためには?」という質問がなされました。
「深く息を吸ってスルー」「瞑想」といったものがあったけれど、自分としては「瞑想」かなと思います。


仕事上のアドバイスは、大変な時には自分のバディを探すこと。
サポーターになってくれる人を探して「これからローラが話すから」と前振りをしてもらうなどのサポートをしてもらうだけでも全然違いますよ。
この業界はコラボレーションで仕事が成り立っています。私たちはアーチストではない。
だから誰かのせいにはしないこと。セーフティネットをちゃんと張るようにしている。失敗してもサポートするような環境をつくるようにしている。

クリエイティビティは思いやりが大事です。
あるプロデューサーで、元々ダンサーだった人にあったことがあります。相手になにかを伝えたい、という思いやりにあふれてた方で、すごくいいインスピレーションになりました。仕事をするなら毎日こういった気持ちになれるといいですね。

内緒の野心を持っているかって?ずっと先の未来にアジアに戻りたい。昔、東京に9ヶ月いて、最高に楽しかった!アジアのカルチャーが大好きです。人との接し方などが素晴らしいですね。今すぐじゃないけれどね。

多様性の重要性。例えばデジタルプラットフォームをデザインする際も、きちんとプラットフォームを使う人、使うであろう人をチームに入れること。そういう意味での多様性という視点を持って欲しいです。アウトプットについてもキャスティングが正しいのか、常に考えることが大切。

14:20 – 14:35 (GMT) 15min Goodby Silverstein & Partners, Rich Silverstein – The World is Your Mentor

Talent: Rich Silverstein – Goodby Silverstein & Partners
Category: What I’ve Learnt

“The World is Your Mentor”(世界こそがあなたのメンターだ)

Jeff Goodby(次のセッションに出てきます)とRich Silverstein(本人)の2人で会社を作ったんだけれど、どうやってそこにたどり着いたかを話します。 まだアップルはレコードで、フィルムは手でみられるアナログなものだった。
僕は失読症なんだけれど、それにも気づいていませんでした。高校時代はラクロスに夢中でした。それからケネディー大統領がなくなり、ベトナム戦争が始まりました。でもディナータイム戦争。夕食を食べている時にテレビでベトナム戦争の映像が流れるのです。どんどん状況が悪くなっていきました。まるでドラマのように感じていました。

マルコムXを知って、新しい世界を見て、その後ニューヨークの美大に行きました。ニューヨークでは、映画の世界を毎日生きている状況でした。
バウハウスが大好きで、今も見ると鳥肌が立ちます。

デザインの仕事をするならメンターを早めに探すこと、そしてどんな仕事でもすること。
僕もそうでした。ちなみにベトナム戦争の最中だったので、僕は卒業式に行きませんでした。
結局卒業証書ももらってないかな。
大学で知ったのはヘルベチカ(書体)。ニューヨークの地下鉄の表示がヘルベチカだった。

ソール・バスというアーチストも素晴らしい。スチル素材を動かして、2Dをアニメ化して感動を生み出す。アーヴィング・ペンという写真家も素晴らしい。ディテールがすごい。
車も大好きで、ならサンフランシスコに行かなきゃと思って移動しました。そこでは初めてエスプレッソを飲んだな~。
チャールス&レイ・イームズの椅子。今も座っているけれど、永遠だね。
ローリングストーンという雑誌のデザイナーになり、編集の分野で仕事をしました。
広告業界を目指していたわけではなかったです。でもニューヨークで広告を知り、目の前でストーリー・テリングをしてくれる、それが良かったです。
そこで未来にパートナーになるジュフに紹介されました。
アートとエディトリアルを一つにする視点で仕事をしました。
最後に一言。メンターを持つこと!たくさん持つこと!

14:35 – 14:50 (GMT) 15min

Workshop & Q&A with Rich Silverstein – Goodby Silverstein & Partners
Talent: Rich Silverstein – Goodby Silverstein & Partners
Category: LIONS Live Q&As, sponsored by WeTransfer

セッションの途中に質問が聞かれて、投票すると回答が見られます。
ここでの質問は、「あなたのクリエイティブプロセスはどんなもの?」
〇よく寝て、考える 〇チームと会話をして協力する 〇アイデアはぱっと思いつく
〇100個アイデアを考えて、1つに絞る
結果は以下の通り。

クリエイティブ・プロセスで大事なのは「よく寝て、考える」というアンケート結果が出ているが、僕もです。あとはエクササイズをして、良いパートナーを持つことも大切だと思います。
直感を大事に。アイデアはすぐに僕の場合出てきます。
でも、ちょっとでも違うと思ったら、それはうまくいかないということ。

若いクリエーターがメンターを探すには?
― そうだね、一緒に仕事をできなくても学べば良い。知らない人でも素晴らしい人だと思えば、その人のことを徹底的に学ぶこと。もう君のメンターだ。

今はメディアが徹底的に変化しているから、スーパーボールの60秒CMも良いけれど、新しいメディアでなにをするか考え、新しい入り口をたくさん持つこと。

広告はフラットではない。毎日がアップ&ダウンだ。
一番大事なことはストーリー・テリング。
太古の壁画を見ても、いつだって人間にとって大事なのはストーリー・テリング。

※ちなみに、この方はパートナーと一緒に、有名な「Got milk?」キャンペーンを作った人です
「無くなって気づくミルクの大切さ」を口がボソボソになるクッキーやマフィンといった食べ物を食べるシーンを描くことで伝えました。)

これは、実際の自分の体験から生まれているキャンペーン。

あと常に前進。満足したら終わりだ。挑戦あるのみ。
すごいと思う人:https://www.nytimes.com/by/maggie-haberman
すごいと思う映画:https://www.imdb.com/title/tt5363618/

バウハウスの素晴らしさは全てを「new」と捉えたところ。今もその精神があるといい。今の時代でも、とてつもない発明感が感じとれます。

14:50 – 15:05 (GMT) 15min Goodby Silverstein & Partners, Jeff Goodby – Don’t Forget to Let Your Life In

Talent: Jeff Goodby – Goodby Silverstein & Partners
Category: What I’ve Learnt

“Don’t Forget to Let Your Life In” (人生、生活を一番に。忘れないで。)

Goodby Silverstein & Partners もう一人のパートナー Jeff Goodby氏 
野球好きな子どもでしたが、母親の影響でアートが好きになりました。子どもの頃は、イタズラばかりしていましたね。
近所の人の車のバンパーを雨どいにつないで、外れちゃって、後からすごく怒られました。
その後、ハーバード大学に入学。
ハーバード・ランプーンという雑誌に記事を書いた(ランプーンとは「風刺」という意味)
その後も記事を書いていました。締め切りが厳しいから、アイデアをすぐに出す技はすぐに身につきました。
ローリングストーンズという雑誌のイラストを書いているアーチストに影響を受けて、イラストを書きたくなりました。シーモア・クワストらが大好きで。
実際にイラストをタイム誌に描くようになりました。一点 数万円で薄謝。

妻とどこに住もうか?となって、サンフランシスコに行くことにしました。ニューヨークの広告会社の支社がたくさんサンフランシスコにあって、仕事にありつきました。
失敗しても良いぞ、と本当に育ててもらった(神のような)Hal Rineyに出会いました。
そしてパートナーの(さっきの)Richを紹介してもらいました。

今は孫のためにイラストを描いたり、オペラやバスケットボールの年間チケットを持っていて楽しんでいます。仕事以外のこともやらないと。そう、お酒のテキーラの会社も持っていますよ。
Richに会えて良かった。彼はアート寄り。僕はコピー寄りですね。

15:05 – 15:20 (GMT) 15min Workshop & Q&A with Goodby Silverstein & Partners’ Jeff Goodby

Talent: Jeff Goodby – Goodby Silverstein & Partners
Category: LIONS Live Q&As, sponsored by WeTransfer

「あなたにとって、一番大事なものは?」というリアルタイム・アンケートの結果を見ると「完璧な戦略」が一番に選ばれているね。びっくりするね。確かに戦略は大事だけれど、僕は戦略家たちに助けられるタイプだ。僕なら「驚くほど見事なビジュアル」を選ぶかな。

(NikeのJust Do Itキャンペーンなどを手掛ける)ワイデン+ケネディ社と僕らの会社は同じ年に創立されたけど、そういう時代だったんだろうと思います。 人を雇う時は、広告をやってきた人ではなく、全然違うところから人を探します。コメディアンやそういえば、クリエーターとして、弁護士を雇ったことがありますよ。多様性が大事だからね。

アイデアとはどういうものか?ある人が言っていたのだけれど。「公園にいて変なフリズビーが飛んでくる。自分のでは無い。すぐに手を伸ばして取るんだ。それがアイデア。」
すぐにアイデアを考えつき、手にすることだ。

パートナーのRichから学んだことはSimplicity。
彼のオフィスのドアには「Brutal Simplicity」という文字が飾ってあります。「厳格なまでのシンプリシティ」という意味です。
ちなみにある時、僕が「Simple Brutality」と順番を入れ替えた。「シンプルなまでの厳格さ」。気にいってくれなかったけれどね。

いいストーリーを書くときに大事なのは、
1. 他人の視点で書くこと。
最初は自分の視点で書くけれどね。誰が見て、心が動かせるのか。
2. ヒューマニティ
3. 広告業界は、視聴者は広告をきっとろくに見やしない、注意すら払わないと想定して広告を作るが、それは違います。広告を見た際には感覚を動かすものです。

コロナは大変だが、スクリーン越しでもちゃんとコミュニケーションが取れていることは素晴らしい!最初の頃は大変だったけれどね。元に戻れるのが一番だと思うけど。

Made in You. なアイデアを生み出してほしいです。アメリカ人の感覚で考えるとこうだ、というアイデアより、自分らしさが溢れるアイデアを生み出してね。
いつだって、「次に生み出すアウトプットがこれまでの中でのベストなもの」だと思って生きていこう!

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