Result結果発表

2018年度審査結果

※ページ内敬称略

PR部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、PR部門の最終結果となります。
後日、審査員講評を公開します。

GOLD

エントリー番号:PR023
TBWA\HAKUHODO 石倉 一誠
博報堂 内田 翔子

SILVER

エントリー番号:PR155
電通 中川 諒
フリーランス 村石 健太郎

BRONZE

エントリー番号:PR039
博報堂 小渕 朗人
博報堂 天畠 カルナ

FINALIST

エントリー番号:PR002
アサツー ディ・ケイ 北園 隼大
アサツー ディ・ケイ 飯村 一誠

エントリー番号:PR009
凸版印刷 北島 大揮
凸版印刷 本庄 元

エントリー番号:PR040
博報堂 青沼 克哉
博報堂 平佐 慧

エントリー番号:PR056
読売広告社 西川 検斗
読売広告社 肥後 晶

エントリー番号:PR074
モメンタムジャパン 中沢 渉
マッキャンエリクソン 折茂 彰弘

エントリー番号:PR160
電通 真子 千絵美
電通 鎌田 明里

エントリー番号:PR170
TBWA\HAKUHODO ちぇ へをん
博報堂ケトル 桃井 菜穂

応募状況

提出作品数:173作品

メディア部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、メディア部門の最終結果となります。
後日、審査員講評を公開します。

GOLD

エントリー番号:M106
monopo Melanie Hubert-Crozet
monopo 佐々木 芳幸

SILVER

エントリー番号:M049
アサツー ディ・ケイ 鼎 由起子
ADKアーツ 西田 みのり

BRONZE

エントリー番号:M037
大広 三宅 幸代
大広 田渕 彩花

FINALIST

エントリー番号:M081
オズマピーアール 深尾 麻鈴
Wieden+Kennedy Tokyo 萩野 格

エントリー番号:M099
電通デジタル 岸本 和也
電通デジタル 案浦 芙美

応募状況

提出作品数:102作品

総評・コメント

審査員長 博報堂MP 嶋田三四郎

エントリーされた皆様にとって、メディア部門は、解釈と領域が広いので、非常に難しい部門だったと思います。
作品の中には、メディアの使い方にアイデアという工夫を入れるモノもあれば…
こんなモノをメディアとしてとらえるの?というモノもあれば…
強いメディア・コンテンツの力を使うモノもあれば…
想像を超えるアプローチがたくさんありました。

そんな作品を審査する中で、僕が大事にした選定ポイントは…

メディアには、そもそも発信するチカラがあり、同時に、ターゲットをセグメントできるというチカラがある。
その前提に…
今回の難しいお題を、オーディエンスがやってみたくなる行動に変換したコアなアイデアがのっかり…
その全てが、調和した一連のストーリーになっているか…

という部分でした。
このポイントが仕上がっているチームを、今回はメダリスト達として選定させていただきました。

選ばれた人も、選ばれなかった人も…
このような機会に挑戦した経験は必ず無駄にはならないと思いますので、チャンスがある限り、、、トライし続けてくれると嬉しい限りです。

審査員 VICE Media Japan 佐藤ビンゴ

そもそもメディアとは何か、というところで、その定義をどう考えるか。
この時点で既にハードルが高い。
また、お題そのものが、中々に苦しい。まず、このように私は感じました。
メディアを通して、何かしらのムーブメントやきっかけをつくり、LED購入までに至る(至らせる)。
そんな中、実現性も含め、他よりもパンチの利いた、心に残るプロジェクトをまとめるのは、難しいよな、、、と。
100人いれば100人分のアイデアがあるのだなと、様々な思考回路があるんだなと、当たり前のことを改めて思い知らされました。
どのような背景を持って提案を作成しているのかを想像しながら、選考をさせていただきました。

 

 

 

審査員 電通 内田正剛

難し過ぎるお題、限られた時間と表現手法。
そしてまだまだ十二分とは言えない実力。
熱い想いは持ちながらも、いかに客観的にそして冷静に、絞り込む(捨てる)勇気を持って行動できたかが鍵。
ファイナリストに残った作品からは上記要素が多かれ少なかれ感じられた。
そして母国語ではない英語でのプレゼンと質疑応答の場にて、
私達日本人(とは限りませんが)が勝ち抜くためには、
“「これだ!」と信じることが出来るコアアイディア”が必要不可欠。
審査員の質問全てに無理に肯定的に答えようとするのではなく、
時には「答えられない」と正直に回答した方が良いこともあると思う。
若いからこそ許されること・・・これを武器として上手く使わない手はありません。
審査を通じて若い熱量を沢山吸収させて頂きました。
全ての応募者の皆さんに感謝。

フィルム部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、フィルム部門の最終結果と審査講評となります。

GOLD

エントリー番号:F015
I&S BBDO 押部 由紀奈
ハット 山口 直哉

SILVER

エントリー番号:F094
電通 上田 美緒
電通 佐藤 一貴

BRONZE

エントリー番号:F073
東北新社 三森 舞
東北新社 岩崎 裕介

FINALIST

エントリー番号:F046
東北新社 平田 大輔
電通 松永 美春

エントリー番号:F060
電通 高橋 弦人
博報堂プロダクツ 垣花 貴之

応募状況

提出作品数:72作品

総評・コメント

審査員長 TBWA\HAKUHODO 佐藤 カズ―

毎年言えることですが、アイデアがない表現が多かったです。今回で言うと、メッセージが”SWITCH TO LED”にしかなっていないもの。What to sayがブリーフのままなので、結局メタファー表現で乗り切るだけのものになってしまい、多くが似たようなエクセキューションで溢れる結果になっていました。

そもそもアイデアをはっきりさせる教育みたいものが日本の広告界にはないので難しい型なのかもしれませんが、これができないと日本は一向に勝てないかもしれません。言葉でアイデアをまず見つけて、その言葉を強く残すためのエクセキューションでどれだけジャンプできるか。この型しか勝ち方はないですし、逆にこれができればアイデア被りという危ない橋を渡らずにすみます。

優勝したチームも実はアイデアはそこまではっきりしていませんでした。でもエクセキューションとクラフトの力がかなりあり、アイデアの薄さをカバー。そこでギリギリ勝てた感じ。でも、このチームにアイデアという武器が加われば、無敵なんじゃないかと。そんな期待を込めて審査員の皆さんと代表として選びました。ぜひ金メダルを。

 

 

審査員 コネクション Timo

ヤングカンヌのフィルム部門の審査にあたっての全体的な印象:

– 大半の方がブリーフィングを穿き違えていて、コア・アイディアやアプローチはいいのだが些細な事で残念な結果になってしまっているものが多かった。

– いい具合に仕上がっているが、収まりすぎていて、悪くはないのだが、サプライズがない作品も多々あった。

– 新鮮味があって、実際に候補に選ばれた作品などはちょっとした工夫でもっと良くなる可能性を秘めていたと感じた。

と全体的にネガに思える様な要素が多い様に見受けらえるが、どちらかと言うと勿体無いと感じてた方が正しいかと思います。
やはり元々のブリーフから外れる事は基本あってはならないと思います。
特にアイディアはいいのに、ブリーフから外れているが故にダメな結果になってしまう程もったいない事はないと思うので、今後参加者全員に気をつけて欲しいと願います。
また最終候補に上がった作品はそれぞれがユニークでとても楽しめました。
結果論になってしまいますが、トップ3の作品はアイディアにオリジナリティーがある上に、アウトプット(クラフト面)もそれなりに良く、且つシンプルな手法を用いたものが選ばれたと思います。
48時間と言う厳しい環境の中でのアイディエーションと制作、そんな中シンプルで力強い作品を完成させられる能力は強みだと思います。
当たり前ですが、その3作品はグローバルに通用するテイストも持ち合わせてました。
そしてちょっとした工夫でもっと良く出来る要素もいっぱいあったので、是非Cannesで頑張れるようアドバイスも共有出来る機会があればと思います。
日本代表してのプライドを持って、現地で頑張ってください!

 

 

審査員 電通 高崎 卓馬

ヤングカンヌの審査をしてみて思ったこと、ですが。
コツというか留意したほうがよさそうなことを5つほど。

➀既視感のあるものは避ける。徹底して。
こういう普遍的なお題のときはとくに。
他人と同じアイデアで勝てることは100%ありませんから。

➁着地まわりでコピーを何段階も重ねてしまっているときは
アイデアが未熟なのだと判断すること。
一発でしとめるものが一番美しいし、それができないことは
前半で何かが不足している証拠です。

➂考えを「説明」している映像は表現として稚拙。
(何かのエントリービデオみたいなものがとても多かった)
それはアイデアではありません。
ロジカルに考えて考えぬいて、ジャンプしたところにアイデアは現れます。

➃愛敬が必要。審査会を想像してください。真面目で説教くさいものは
ひとを構えさせます。笑は人を無防備にします。
ロジカル×愛敬が、最強です。
➄肉食も大事。最後にひとおし、同じ回路で考えたオチが決まると
表現の強さは倍化します。ぜひやってみてください。

どうやらヤングカンヌはお題が真面目なので、どうしても似たものが多くなります。
そこをどう突破するか、が最初に考えるべきポイントのようです。
たくさん考えて、たくさん吸収してきてください。若い頃にこういうものがあれば僕も参加したかったなあ。。

 

 

デザイン部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、デザイン部門の最終結果となります。
後日、審査員講評とエントリー者限定で作品を公開します。

GOLD

エントリー番号:D094
TBWA\HAKUHODO 戸澤 麻里子
博報堂 堅田 真衣

SILVER

エントリー番号:D027
電通 松永 美春
電通 高橋 鴻介

BRONZE

エントリー番号:D006
博報堂 坂本 俊太
博報堂 原 学人

FINALIST

エントリー番号:D002
電通テック 中島 智哉
AMD 金山 大輝

エントリー番号:D004
博報堂 冨田 有沙
博報堂デザイン 永野 祐子

エントリー番号:D009
電通 原 央海
博報堂デザイン 橋本 明花

エントリー番号:D013
マッキャンエリクソン 平野 巴章
マッキャンエリクソン 小出 鯉子

エントリー番号:D017
博報堂 天畠 カルナ
博報堂 小渕 朗人

エントリー番号:D022
博報堂 飯田 瑛美
マック 浦川 瑞貴

エントリー番号:D025
電通テック 石原 絵梨
クリップス 窪田 浩紀

エントリー番号:D028
電通 高橋 万実子
電通 水本 晋平

エントリー番号:D034
クリエイターズグループMAC 宮脇 杏珠
クリエイターズグループMAC 飯塚 章乃

エントリー番号:D038
博報堂ケトル 雨海 祐介
博報堂 小暮 菜月

エントリー番号:D065
電通 渡辺 祐
電通 中川 紗佑里

エントリー番号:D067
電通テック 吉山 華蓮
電通テック 古山 さくら子

エントリー番号:D096
サイバーエージェント 松橋 萌音
kick 細目 永

エントリー番号:D097
monopo 高橋 健太
monopo 見目 拓也

応募状況

提出作品数:79作品

デジタル部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、デジタル部門の最終結果となります。
エントリー者の方は、こちらから入賞作品をご覧いただけます。

GOLD

エントリー番号:C096
博報堂 神山 桃子
博報堂 高田 知花

SILVER

エントリー番号:C023
マッキャンエリクソン 平野 巴章
マッキャンエリクソン 小出 鯉子

BRONZE

エントリー番号:C035
博報堂プロダクツ 平島 桂子
博報堂プロダクツ 松田 千広

FINALIST

エントリー番号:C047
ADK 六車 亮
CIRCUS YANG QIANWEI

エントリー番号:C070
博報堂アイ・スタジオ 鈴木 利弥
博報堂アイ・スタジオ 三田 彩佳

エントリー番号:C125
電通デジタル 岸本 和也
電通デジタル 案浦 芙美

応募状況

提出作品数:99作品

総評・コメント

審査員長 PARTY 中村 洋基

ここを見ているかたは、参加者が多いと思います。
みなさん、日々の仕事でお忙しいところ、ほんとうにおつかれさまでした。 来年もエントリーされるかたが多いと思うので、審査での分け目のポイントになった「ここに気をつけて!」という部分を書いておきます。ルールが変わるまでは、国内審査員が変わったとしても、基本セオリーになると思います。

1) どちらか片方は、英語がしゃべれる人を選ぼう

みなさん、おそらく「英語でプレゼン」への不安をうすうす感じながら、周りの相性がいい人とコンビを組んだはずです。しかし残念ながら、プレゼンテーションが必要な部門では「クリエイティビティを再重視」する建前ですが、イジワルなつっこみにもきちんと受け流し、最終印象がよかったものが高評価になっています。ここは「もうこういう戦いなのだ」と割り切って、パートナーを選定しましょう。ネイティブレベルの必要はありません。(私も大して話せないので、つらいのですが) 面接では、そこを見るため、わざとイジワルな質問をします。


2) フィージビリティがなさすぎるアイデアはやめよう

たとえば「Likeボタンが1日だけ変わる」「Amazonが社として協力して普段できないこんなことを〜」などです。これは本国でも、審査員によって意見は違いますが、一定の「こんなんできるわけないっしょ」はリスクになるので、できること、かつて可能だったことの組み合わせで、「これなら可能なのでは」のレベルを探りましょう。年次と経験が必要ですが、ひとつソリューションとしては、「既知の可能だったキャンペーンを知識として踏まえておく」という方法でショートカットできるはずです。つまり、コンペにかぎらず過去の受賞作を勉強するということが有効です。

3) 「勝ち筋」は何なのか?
基本は、しくみが大事。それが高評価されるのですが、世界と比肩しうる日本の強みとして、「デザインのエキゾチックさやキメ細やかさ」というものがあります。インサイトをついたしくみ、精度の高いボードとシンプルな説明。日本が一つ抜けるには、およそそこしかないような気がしています。(ほかにもあるかもですね!)

個別にコメントさせていただきます。

・ANGEL HALO CHALLENGE
アイスバケツチャレンジを、みんなやりそうな「壊れた蛍光灯のインスタ映え」として昇華したアイデア。プレゼンテーションと英語の流暢さで選んだところが正直なところです。もっとボードのデザインをがんばるとよいです。(このチームはデザイナー不在なので、違反ではない範囲で、友人などをうまく使ってください。「2人で勝つんだ」と潔癖症にならず!)

・ECO PEOPLE RANKING BILL
こちらは、スパイクスなので、英語力よりアイデアで選びました。つまりこのチームのアイデア(電気代節約ランキング)がベスト。「LED以外にも電気代下げる要因あるじゃん」という問いにも、クーポン発行という答えがあった。コピーかボード、もうすこしがんばれればモアベターですね〜。

・UBER lights
ボードと英語力で得をしたチームです(おしくも3位でしたが)。UBER eatsのリソースを使ってLED電球を宅配するというアイデアですが、「LED化されなかった将来のひどい食べ物が同時に届く」というのは、さすがにワケわかめです。凝るのはよいが、ヒネりすぎだろ!(嫌いではない)

・Auto E-Correction
「サジェストをハックする」というアイデア。iOSのネイティブは不可能、Amazonは実際に商品をAmazonに登録して自作自演で購入しまくるなどで可能、GoogleはLPつくってビューを集めれば可能(しかしそれならアドセンス買ったほうが早いかも…)というフィージビリティへの質問に「根性でパねぇ営業するっす」みたいな返答だったので、そこが惜しい!!

・amazon CARDBOARD LAMP
ボードも、プレゼンで見せた実際のプロダクトも、アートディレクションが1番よかった。致命的に英語の受け答えでつまずいてしまった。これは、「こういうダンボールを売る」というアイデアだったが、多量に消費されているAmazonの物流ダンボールのReUseアイデアにしたら、もっと点が高かったのではないかなと。

・THE BULB REPLACEMENT AI
ボードはいいですね。切れた電球の代替LEDをディープラーニングで判別するというアイデア。「ソーシャルで使われそうな文脈」が足りないのが主原因で、最後の最後にいまいちぐっと来なかった、というところでしょうか。

 

 

審査員 電通 キリーロバ・ナージャ

受賞者のみなさま、ファイナリストのみなさま、本当におめでとうございます!そして、エントリーしたみなさま、お疲れ様でした。今年は、「英語でプレゼン」という要素が加わりかなりハードな戦いだったと思います。特にファイナリストに残った6組に関しては、審査員からいじわるな質問をあびさせられることになってしまったことをお詫びいたします。

今回、100を超える様々なアイディアを見て、ついついはまりがちなトラップを3つほど発見しましたので紹介します 。この中で、一番苦手なところを1つ磨けば、もっともっとステキな案になると思います。

①それは「クリエーティブアイディア」なのか?
「リワードなどで人を行動させる」、「既存の仕組みに乗っかる」、「○○を通して情報を伝える」という案がたくさんありました。その案からこれらの要素を引いたら何が残りますか?もし、あまり残るモノがそんなになければ、それは真の意味でのアイディアではないのかもしれません。仕組みより先に、それだけで光るアイディアを見つけよう。

②アイディアの見せ方で損している?
アイディアの詰めは、結構ボードに現れます。クラフト力です。パッと見てワクワクできるか、自分ならやってみたいか、そこが勝負を分けることがあります。それは、フォントや写真の選びから、レイアウトはもちろん、拡散する仕組みがある案は特にセンスが問われます。この見た目なら、自分はSNSなどにあげないなあと思われたら負けです。

③アイディア力VS英語力?
プレゼンで苦労しなかったチームはいないと思います。 1つの理由は英語。もう一つの理由は、自分たちでその案のどこが「すばらしい」のかをちゃんと理解しているチームが少なかったように思います。だから、聞けば聞くほど両方ともボケツを掘ってしまう。ああ、もったいない!とならないためにシミュレーションしよう。

ファイナリストの6チームに関しては、すでに飛び抜けているところがそれぞれありました。だからそこ、強いて言えばここを少しがんばると世界をあっと言わせる案になるという部分もあると思いました。

Angel Hallo Challengeは、独特な着眼点がすばらしく、ターゲットの心理をうまくくすぐっている。プレゼンでオーディアンスを巻き込む力も強い。だからこそクラフトを磨いて、ビジュアルでもあっと言わせられたら本戦でもゴールドが見えてくるはずだ。

Eco People Bill Rankingは、人を納得させるアイディアのパワーを感じた。競争心に火をつけるという手法もとてもよい。だからこそ英語でのプレゼンの戦略をしっかり練って、質問タイムを乗り切れば、本戦でもかなり強いはずだ。

Uber Lightsは、全体のバランスがとてもよかった。インサイトをついているアイディア、キレイなボード、説得力のあるプレゼン。ただ、同様なアイディアが多数あった中で、ユニークネスがもう一息欲しかった。だからこそ、展開を考える前にアイディアの原石をもう少し磨いて次こそ本戦を狙って欲しい。

Amazon Cardboard Lampは、他とは違う角度からのアプローチと魅力的なデザインで、「節約」「アンチ面倒」「正義感」以外の切り口でモチーベーションを生みだしているところがすばらしい。だからこそ、そこにしっかり気づいて、ロジックではなく、デザインの力を軸に戦えば、本戦出場を十分狙えるはずだ。

Auto E-correctionは、シンプルでキレのあるアイディアが目立った。広告コミュニケーションよりも前の段階に食い込んでいるところも面白い。だからこそ、もう少し各施策の必然性を突き詰めていけば、より尖ったするどいアイディアで予選を突破できるはずだ。

The Bulb Replacement AIは、デジタルと真正面から向き合っている勇気あるアイディアだ。「面倒だ」という課題解決に挑戦しているところもよい。だからこそ、もう少し、アイディアのベストな着地の仕方を探っていけば、次のステージに進めるはずだ。

本戦に出場するみなさま、応援しています!今年は悔しい想いをしたみなさま、またぜひ挑んでください!来年、バージョンアップしたみなさまの挑戦を楽しみにしています。

 

 

審査員 博報堂 三浦 竜郎

受賞のみなさん、ファイナリストのみなさん、おめでとうございます。いじわるな質問をして勝てるチームを見つけたかったので、三人でいろいろつっこみました。ごめんなさい。ひとりひとりの頑張りに、ぐっときました。

私たちが世界で戦うために求められるものは、もはやクリエイティビティだけではなくなってしまいました。説得力のある英語力と、プレゼン力が必要です。多くのチームがそこに苦しんでいましたが、僕は苦しんでいるあなたにこそ、チャンスがあると思っています。僕自身も、新人時代は英語がまったくだめでした。もともとだめなら、無理に流暢に話す必要はないのです。刃物のように鋭いけれど、自分にだって使える平易な英語で、落ちついてちゃんと伝えることを心がけてみてください。

こうしたコンペティションは、たいてい全審査員を唸らせるずば抜けたアイデアがあるものですが、今回は混戦でした。カンヌやスパイクスに駒をすすめたチームにも、課題があると思います。

ANGEL HALO CHALLENGEチームは、人とかぶらないユニークなアイデアと英語力が持ち味ですが、現地で勝つためにはクラフトを一段階あげる必要があると思います。

ECO PEOPLE RANKING BILLチームは、アイデアも定着も良いですが、プレゼンとQ&A対策を頑張ってください。つっこまれてボロが出ると、もったいない。

UBER lightsチームは、説得力があるし、スマート。でも類似案はたくさんありました。そこで表現ではなく仕組みで勝ち切ろうとしたところが、あと一歩でおしいと感じました。

Amazon Cardboard Lampチームは、アイデアも良く、デザイン力は突出していましたが、チームがアイデアの良い所をつかみきれていないように感じて、とてもくやしかったです。

Auto E-COrrectionチームは、シンプルだしワークしそうなアイデアがすごく好きです。そしてなんと言ってもSkypeで果敢に発言した女性のあなた!そのガッツに心から感動しました!えらい!シンプルだからこそ、ロジックをどこまでも突き詰めてほしかった。

THE BULB REPLACEMENT AIチームは、デジタル部門らしいアイデアに挑戦しているところに好感がもてますが、表現論理とプレゼン力を磨いてほしいなと思いました。

すべてのチームに魅力があり、すべてのチームに明るい未来がまっていると思います。良いところはすくすく伸ばして、苦手なところはこつこつ鍛えてみてください。おつかれさまでした。

 

 

プリント部門

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、プリント部門の最終結果となります。
後日、審査員講評とエントリー者限定で作品を公開します。

GOLD

エントリー番号:P019
博報堂 安達 岳
博報堂 坂本 俊太

SILVER

エントリー番号:P126
ジェイアール東日本企画 西川 侑希
ジェイアール東日本企画 谷島 康葉

BRONZE

エントリー番号:P107
カヤック 高橋 祐司
カヤック 金子 嵩史

FINALIST

エントリー番号:P025
凸版印刷 上杉 祐基
凸版印刷 髙橋 恵佑

エントリー番号:P047
電通東日本 和田 真之介
アドブレーン 藤田 優惟子

エントリー番号:P056
TBWA\HAKUHODO 小竹 海広
TBWA\HAKUHODO 清水 万里合

エントリー番号:P061
博報堂 松田 綾乃
博報堂 冨田 佳菜子

エントリー番号:P069
博報堂 丸橋 俊介
フリーランス 坂口 杏奈

エントリー番号:P077
日本デザインセンター 釣瓶 昂右
ドワンゴ 鈴木 崇也

エントリー番号:P090
たき工房 大西 貴弘
たき工房 松永 昂史

エントリー番号:P093
1-10 富永 省吾
1-10 綿野 賢

エントリー番号:P101
電通 佐藤 日登美
電通 三角 瞳

エントリー番号:P115
TBWAHAKUHODO ちぇ へをん
博報堂ケトル 桃井 菜穂

エントリー番号:P122
電通 深沢 夏菜
電通 辻岡 翔

エントリー番号:P123
ピラミッドフィルム クアドラ 松岡 明日香
ピラミッドフィルム クアドラ 王 秋凌

エントリー番号:P137
博報堂 安慶田 隼
博報堂 野田 紗代

応募状況

提出作品数:149作品

インテグレーテッド部門>NEW<

たくさんの御応募ありがとうございました。
以下、インテグレーテッド部門の最終結果となります。
また、エントリー者限定で作品を公開しております。
パスワードは、エントリー時のメールアドレスにお送りさせて頂きます。
エントリー者の方は、こちらよりご確認ください。

GOLD

エントリー番号:I050
凸版印刷 本庄 元
凸版印刷 生島 大輔

SILVER

エントリー番号:I009
博報堂 野田 紗代
TBWA\HAKUHODO 戸澤 麻里子

BRONZE

エントリー番号:I110
大広 中牟田 佳苗
大広 宮崎 あゆみ

FINALIST

エントリー番号:I021
イレクション 小林 大地
TBWA\HAKUHODO 松隈 太翔

エントリー番号:I047
電通 串 大輝
電通 畑 沙織

エントリー番号:I052
ビーコンコミュニケーション 小林 明日香
ビーコンコミュニケーション 近藤 まり子

エントリー番号:I070
電通 田中 健太
電通 小西 慶

エントリー番号:I095
読売広告社 西川 検斗
読売広告社 肥後 晶

エントリー番号:I132
ADK 六車 亮
フリーランス 土門 杜衣

応募状況

提出作品数:116作品

総評・コメント※審査員五十音順

審査員長 博報堂ケトル 木村 健太郎 氏

kimura_mono

今回のプラスチック海洋汚染の問題もそうなんですが、ヤングの課題に取り上げられることが多いSDGsなどのいわゆるソーシャルイシューは、そもそも簡単に解決する問題ではありませんよね。膨大なお金と時間となんらかしらの権力行使がないとなかなか解決しないところを、それらに頼らずにアイデアの力で解決に向けてどれだけ飛距離を出せるのか、このクリエイティブジャンプの大きさが審査員にとっては一番の評価のポイントになるわけです。

ではどこで飛距離を稼ぐのか。まずはゴールの設定。どんな未来図を描くかです。この問題の関心が高まって人々が意識変革した未来なのか、あるいはもう一歩、解決のための行動誘発の動機づけや、さらに社会の仕組みづくりまで狙うのか。そして次に突破口。描いた未来を実現するために、課題をどう深掘りして解決の突破口を発見するのか。そして具体案。それをどのようにして多くの人に波及するまでの統合的なエグゼキューションシナリオに組み立てるのか。

今回ゴールドに選んだ# Pretend not to seeは、設定した未来図自体は意識啓蒙レベルでしたが、課題の本質を「みんな知ってるのに見ないふりをしている」という発見にしたことと、それを「ボトルキャップを目に当てたインスタジェニックな写真」で拡散させるというエグゼキューションが見事でした。人間の本性を一歩深いところでとらえながらも、それを深刻なトーンでなく、軽く参加しやすいポップなトーンに変換したところがうまい。

プラスチック海洋汚染の問題は、豊かで便利な暮らしをしたいという人間の欲望が作り上げたものです。だからこの問題を象徴的に伝えて、欲望を抑制しましょうと呼びかけても、多くの場合、焼け石に水になってしまう、そういうタイプの課題ですよね。だからこそなにかしら、人間の本性レベルでの気づきのあるインサイトの発見とエグゼキューションアイデアがキーになると思います。

シルバーに選ばれたPlastic Saltは、「環境問題は自分ごと化して初めて意識される」という人間の本性に訴えかけるため、「プラスチックは体に悪い」「そのプラスチックが大量に海に捨てられている」「それは食べ物になって帰ってくる」ということが、直感的に一瞬で物語となって連想できる極めてシンプルなエグゼキューションに仕上がっています。ボトルを見ただけで気持ちがざわつくような生理的な違和感がある。また、説明を読まずとも完全に理解できる企画書のロジックとビジュアルも素晴らしいと思いました。

去年の講評でも同じことを書いた記憶がありますが、ヤングコンテストで勝ち残るためのコツとして「他の作品とかぶらないアイデアであること」とよく言われます。誰も思いつかないような新鮮な切り口のほうが有利なのは間違いありません。今回は「プラスティックを魚やクラゲに見立てた水族館」や「プラスティック入りの塩や香辛料」のアイデアが複数ありました。しかし、たとえかぶったとしても、強いアイデアであって、その中で突出していればそれが選ばれます。同じ方向では、塩でなくカラフルな香辛料にしたアイデアや、UNからプラスティックフリーの塩を出すというアイデアもあってどれもよかったのですが、アイディアのシンプルさとビジュアルの強さでPlastic Saltが一歩突き抜けているという判断になりました。

ブロンズのOverpacking Championshipは、僕が個人的に好きなタイプのアイデアです。「プラスチック海洋汚染問題の本質は過剰包装にあるのではないか」という、課題を現実的にブレークダウンした仮説の発見に、「65%の人はすでに過剰包装に嫌悪感がある」というファクトデータを組み合わせたことで、実際にワークしそうな解決機会としての説得力を感じます。描いた未来図が、啓蒙の域を超えて、世論と企業が実際に動いて目に見える結果を出している感じがするところも強い。さらに、問題をエンタメ化し、ネガをポジに変換するという手口でエグゼキューションアイデアを開発できています。「正しいことより面白いこと、よいやつよりも悪いやつのことのほうがシェアしたくなる」という人間の本性をしっかりついていると思います。

最後に、僕らインテグレート審査団は「アジアで勝てる日本代表」を選考しようという方針なので、アイデアの飛距離だけではなく、海外の審査員の感覚、キーワードやロジックのシンプルさ、アートディレクションの美しさなども加味して選んでいます。今年は時間の関係で2次審査はできませんでしたが、本番ではアイデアと同じくらいプレゼンも大事で、特にプレゼン後の質疑応答が勝敗を分かつ非常に大きなポイントになります。アドフェストのヤングロータス審査やスパイクスのイノベーションプレゼンをした経験から言えることとしては、質問に答えることに終始せずに、答えたあとはそれに関連付けてプレゼン時間に入らなかったアピールポイントを述べてしまうのがコツです。スパイクスに行くチームは質疑応答で何を言うかしっかり準備をしてくださいね。そして、純粋に飛距離という観点では、ショートリストにもそれ以外にもキラキラ光るアイデアがあったことを記しておきたいと思います。参加してくださったみなさまお疲れ様でした。この経験がみなさまの今後の人生に何かしら役に立てますように。

審査員 電通 佐々木 康晴 氏

sasaki3_4

この手のヤングコンペではたいてい、社会課題を解くためのアイデア、が求められます。いつも企画している商品やブランドの「広告」とは違うから、アイデアの飛ばし具合がちょっと分からなくなり、真面目で正しい案になる。そして、とても簡単に解決なんてできやしない問題だから、解決の部分よりも気づきの部分に注力しがちになる。結果どうなるかというと、正しいけれどそれほど面白くなりきれない、そして問題への気づき部分を強烈にするだけで、人の気持ちや行動の変化まで手が回っていないアイデア、が多く集まってくるように思います。

今回も、海のプラスチックごみという、本当に悩ましくて、解くのが難しい問題でした。大抵の人が、海岸や海中がビニールまみれになっている映像とか、死んで打ち上げられたクジラがプラスチックを食べていた、みたいなニュースを見ているわけです。そういう問題があることは、だいたい知っている。なのに、提出されたアイデアの多くが「海のプラスチックごみって大変な問題です!」というところで終わってしまっている。類似案がたくさん出ていた、水族館の水槽をゴミだらけにするというアイデアも、すでにみんなが知っている問題の存在を強烈に伝え直すだけ、になっちゃっているわけです。ちょっと、もったいない。

今回、自分としては、たくさん出していただいたアイデアの中から、「すでに存在が分かっている問題を、どう新鮮な切り口で各個人に<再・自分ごと化>させ、何かしらの行動を促すか」ということと、「他の人に一言で説明しやすい、シェアしやすいアイデアか」ということを重視して選んでみました。他のどのチームとも違う切り口と見た目で、100以上の案を見た後でもすぐ思い出せるものだったのが、1位になった、ボトルキャップを目にはめる、というアイデアでした。2位の、プラスチック入りの塩をつくる、という案は、似た案がいくつかあったものの、これがいちばん「もし自分だったらこの塩は・・・」と考えさせられるアイデアでした。なにより企画書が明快で素敵でした。そして、3位のアイデアは、これなら自分も参加できる!と思わせる、過剰包装グランプリ、でした。

さあ、あとは本番です。言葉もカルチャーも違う人たちに、強くてシンプルなアイデアをプレゼンテーションする。簡単じゃありませんが、もし獲れたらかなり気持ちいい。代表に選ばれたチームは、日本を背負う、とかいう気持ちなんて無くていいと思うので、のびのびと楽しんできてくださいませ!きっとそのほうが勝ち目があるはず。そして今回選ばれなかった人たちは、次回のチャンスに、その気持ちよさを体験してくださいませ。

審査員 もり 原野 守弘 氏

銀賞のPlastic Saltは「順当に作るとこうなる」というもので、課題解決をコミュニケーションに落とし込むやり方の基本が良くできている人たちと思います。似たアイデアがいくつかありましたが、プレゼンテーションドキュメントの質が一段上でした。

銅賞のOverpackaging Championshipは、よいインサイトを見つけた点が評価できると思います。誰もが日常的に感じる“あるある”から企画を出発させることは、共感を呼ぶコミュニケーションを作り出す上で重要なポイントです。プレゼンテーションドキュメントをもう少し美しく作れたら、銀賞だったかもしれない。

これら2つはいわゆる王道なコミュニケーションで、わたしたち審査員を安心させるものでしたが、金賞のPretend not to seeは、飛び道具的なアイデアで、今回はこの人たちに賭けてみようと言うことになりました。一見馬鹿げて見えますが、ソーシャルメディア上での拡散など、現代的なコミュニケーション戦略がベースになっています。また、社会問題の解決においても、くすりと笑わせるようなユーモアや余裕は大切です。

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